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2019-08

虚血性心疾患 - 2019.08.05 Mon

いろいろな所に行って挨拶をするが・・・

最近の夏祭りの会場で、ある来賓者の挨拶を聞いていると「殺人的な暑さの中」と言う言葉が耳に飛び込んできた。

確かに、全国で熱中症で命を落とす残念なニュースも聞いているが、暑いさなかのお祭りの挨拶としてはいささか控えたほうがいい言葉ではないかと思った。

7月29日、毛呂山町で84歳の男性が畑の中で倒れているのを近くの方が発見し、救急車を要請する事案が発生。

既にお亡くなりになっており、後に「虚血性心疾患」によるものと説明を受けた。

翌日の30日、鳩山町で32歳の女性が畑仕事をしていて、夕刻に倒れているのを家族が発見、救急車などを要請したが既に死亡してだいぶ時間が経過している状況で、後にやはり「虚血性心疾患」という報告を受ける。

虚血性心疾患とは・・・

心臓は1日に約10万回も収縮・拡張を繰り返し、全身に血液を送り出すポンプの役割をしており、この収縮・拡張する心臓の筋肉(心筋)に、酸素や栄養を含む血液を送り込んでいるのが、心臓のまわりを通っている冠動脈という血管。

虚血性心疾患とは、この冠動脈が動脈硬化などの原因で狭くなったり、閉塞したりして心筋に血液が行かなくなること(心筋虚血)で起こる疾患。

動脈硬化は、老化によって血管が硬くなったり、血管の壁に脂肪などの固まり(プラーク)が蓄積して血管の壁の一部が盛り上がり、血管の内腔が狭くなっている状態で、冠動脈が動脈硬化などで狭くなると、血流が悪くなって心筋に必要な血液が不足し、胸が痛くなる。(狭心症)

さらに動脈硬化が進み、何かの原因で血管内のプラークが破れて冠動脈の血管内に血栓ができ、完全に詰まって心筋に血液が行かなくなった状態が心筋梗塞。

心筋に血液が行かないと、その部分が壊死し、壊死の部分が大きくなると心臓の収縮・拡張ができなくなるため、命にかかわる危険な状態となり、緊急の治療が必要となる。

最近は、狭心症の中でも心筋梗塞に移行しやすい不安定狭心症と、心筋梗塞を合わせ、急性冠症候群と呼んで原因や病態、治療について研究されている。

心筋虚血により心筋の収縮力が弱まると心不全状態になる(虚血性心不全)。また心筋虚血により心室細動など致命的な不整脈を引き起こすことがある。

このような病態を総称して虚血性心疾患あるいは冠動脈性心疾患と呼ばれている。

 虚血性心疾患に含まれる疾患
 ・狭心症
 ・心筋梗塞
 ・虚血性心不全
 ・虚血性心疾患の致死性不整脈

熱中症と虚血性心疾患の因果関係は・・

暑い季節に十分な水分を取らずに運動を行ったりすると脱水症状が起きる。 脱水症状では身体の中の水分が減り、血液がドロドロの状態になり、血液は流れにくく、血の塊(かたまり)である血栓ができやすい状態。

その血栓が頭に流れると脳梗塞に、心臓を栄養する冠動脈に流れると心筋梗塞になる原因で、特に高齢者、動脈硬化、高血圧、糖尿病のある方には注意が必要。


 
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